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勉強会レポート

玉内公一氏|ライティングの哲学と真髄-2008年3月中部電塾勉強会-

3月の写真速報をお届けします。フォトグラファー向け超実践セミナーのため、リアル感を伝えたいため、いつもより多めに写真をお届けです。素晴らしい講義でした。玉内さん、ご参加の皆様、ありがとうございました!

初心者向け講座「優しい電塾」

恒例の自己紹介

玉内公一氏「ライティングの哲学と真髄」

文責・中部電塾運営委員|越野龍彦

玉内氏が最初の自己紹介で、参加塾生には撮影・ライティング初心者が多いと見たのだろう。
基礎の基礎から話は始まった。

「ライティングはセンスだ」
講義で、いの一番でこの言葉。

初心者は、朝起きて見たものを「何処から」「どのくらい寄って・離れて」「画面の何処に配置して見たら一番美しいのか?」など、モノを意識して常にフレームの中で考える訓練を1日10カット以上撮る事をノルマにしてやってみよう、とのアドバイス。
しばらく続ければ、上達し慣れてスムーズな撮影ができる・・・だろう。

私も新人の頃に闇雲に写真を撮って上司に見てもらった。
多くの写真を撮れば自分の傾向が見えてくるし、足りないものが明確になって
今後の勉強のテーマがハッキリした経験がある。

たとえば、お酒のボトルが醤油に見えてしまったりする失敗は、撮影者と写真と見る人のコミニケーションが成立していないのである。
ピント・構図・露出に気をとられるあまりに、質感への配慮が忘れられた事が原因だ。

「写真は2次元の平面でも「奥行き」を見せるようにしよう」・・・の考えがあれば
ライティングの重要性とその種類から何がベターかが明らかになる。
そんな事例から具体的なライティングの話へと発展する。

「影と陰」

例えば、地面の影と光が当たってない部分の陰を、観察しよう。
コダックグレーカードを写し込んでの評価の仕方は
基礎を重視する今回のテーマでは見逃されやすいがキモであると感じました。
撮影をする前にカメラマンとしてのライティングのベーシックとしての考え方を教わった。

被写体の、いちばん幸せそうな顔を表情を撮り、気持ち良く写ってもらおう。
まさしく「ごもっとも」であり同感であり、私も心がけていた事だ。
だって、カメラマンは「サービス業」だからネ。

今回はプロジェクターでの説明よりも、実際に人物に基本ライティング
(スピリット・フェザー・ループ・グラマー・ブラード・ショートなどなど)
をひとつづつ実演して撮影し、その特徴などが説明された。

その中で興味深かったのが日本と欧米のライティングの違い。

日本では柔らかいライティングが好まれ、欧米ではキッチリハッキリとその定義があり、
人物の顔の向きで横顔は反対側の眼が見えてはいけない、など細かく決まっている。
いかにも農耕民族と狩猟民族ではないか、と感じた。

撮影中に「正しい露出計の計り方」や「ライトを移動する時の注意」の話があったが、
改めて機材を大切にする気持ちを思い起こし、確実な撮影にも必須であると思った。

撮影では人物ばかりでなくブツもある。
それらも、いろいろ説明のあったライティングを組合せ、
ブツの質感と形を表現するのにふさわしいライティングを探し工夫するのだ。

多くのライティングと撮影と説明があったが、
「現実はライティングは気にしなくていいよー」の言葉には?!?。

基礎の基礎が出来ていて、数々のライティングを実践しての言葉であろう。
重要なのは、どういう視点で何処からみるか(アングル)と言う、
アイポイントのスキルアップを目指しましょう。との事に感じた。

つまり、被写体に視点を集中しどれが邪魔で要らないか、
何が必要か?を考えると適性アングルが見附易く、
ライティングの方向性もハッキリして、撮影時間短縮にもつながる。

これらは意識してできるので、アシスタントの人は毎日トレーニングしてみよう。
との言葉が印象に残ったが、カメラマンもしかり、である・・・と思う。

冒頭の「ライティングはセンスだ」の言葉が全てだった。

懇親会

玉内公一氏プロフィール

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